Starlight Ensign

うつへの向き合い方

契機

自分は精神を病んでいた時期(うつ)があり、その時に自分の状態を分析した結果を、いまさらながらまとめておこうと思う。

相関関係の崩壊

うつになっていた時、自分の中で起こっていたことは因果関係の崩壊である。「エネルギーが不足してきたので空腹を感じる」「楽しいことをやったので気分が晴れる」「睡眠が必要なので眠くなる」などは、すべて意思と身体の状態間の相関関係が存在する。

うつの時、これらの連動は崩壊する。「何も食べていないのに腹が減ったように感じられない」「布団から起き上がれないが眠くない」「楽しいことをやりたいと思っても体が動かない」などの様に、精神と身体が分離したように感じられて、思ったとおりに身体は動かないし、身体の信号は精神に響かなくなる。

健常な人にとって、人間は「心と体」でできている。そして、この二つは連動しているものとされる。「一時的な体のだるさは一時的な気の迷いによるもの」であり、「明るい気持ちでいれば体も元気になるもの」であり、「体を動かせば心も晴れる」ものである。

しかし、心と体を結ぶもの(ここでは無意識と呼ぶ)が崩壊していると、上記は成り立たなくなる。身心の連動が崩壊している状態では、これらの連動は起きない。心身の持ち主がコントロール不可能な領域について、どうにかすることはできないため、このようなことを言われると無力感に苛まれることになる。

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東京と大阪の生活で感じたコミュニケーションスタイルの違い

何年か大阪に住んでいて、結構カルチャーショックがあった。コミュニケーションスタイルの違いが大きいと思ったので、ここにメモを残しておこうと思う。

  • 私自身は関東人なので、大阪人の考え方は推測で書いている。
  • 業務が絡んだシビアな場面などでは地域差による影響よりも利害関係の方が強い影響因子となるので、下記の話は成り立たなくなりがちだと思う。どうでも良い会話の時ほど下記の影響がある。

言及と言う行為の重さ

わかりきったことをわざわざ言うことに対しての印象に大きな差がある。大阪ではフリと捉えられる事が多いが、東京では誤魔化しとして捉えられる事が多い。

大阪における「いや〜、さっきまでここにあったんやけどな〜」と、東京における「さっきまではここにあったんですけどね~」は捉えられ方が著しく異なる。

大阪においては、言及するという行為は無標である。わかりきったことを述べたとしても、それ自体に含みはない。従って、上記の発言に殊更に責任回避のニュアンスは生まれない。しかし、言及するという行為が有標である東京では、これをわざわざ口に出すという事は責任回避のニュアンスが強くなる。

勿論、大阪の場合でも責任回避のニュアンスである可能性はあるが、「勝手にどっか行ったみたいなこと言うなや」と返しても、直ちに小競り合いとみなされる可能性が低いので、一見揉めそうに見えても、意外と会話を重ねることが可能である。ネタ振りである可能性を常に持ち続けることにより「半分ネタ / 半分は本気」の姿勢を示し続けて交渉が可能になる。最終的に互いが満足できる結果になった場合は、事後的に「アレはフリだったよな!」という解釈を付け加えることができる。

東京では言及するという行為自体が有標で重いので、上記の発言は責任回避のために卑しいことを言っているという印象になる。そこに対して「勝手にどこかに行ったみたいなことを言わないでください」と追及すると、敵対的ニュアンスを前面に押し出すことになり、即交渉が決裂してコミュニケーションが終了する可能性が高い。周囲の人間も「確かに責任回避的でどうかと思うけど、わざわざそんなに言ってまで批難するものか?どういう神経しているんだ」となりがちなので、基本的に嫌味やフリに遭遇した場合は、笑ってごまかしておくか、キレて戦うかの2択になりがちである。

まとめると、東京ではフリの文化が無いので解釈の一意性を求める傾向にあり、大阪では可能な「どちらともとれる言葉の意味を、互いにとって妥協可能な解釈に確定させていく作業」は成り立たず、曖昧な表現が出るたびに、確認するか誤魔化しておくかの二択に押し込まれる。

この価値観においては、解釈の一意性が成り立つ場合というのは議論が発生し得ない場合なので、コミュニケーションが存在しない状態こそが最高の状態ということになる。

ありがちな失敗パターン

東京の人が大阪に行ったときにありがちな失敗は「明らかにツッコミ待ちな状況が発生したのに、何も言わない」だろう。

大阪の人が東京に行ったときにありがちな失敗は「ツッコミを期待して発言したが誰にも拾われず、すべる」だろう。実のところ、面白くないという点以上に、不適切な発言をする信用できないやつとして評価を下げるリスクが大きいことの方が問題かもしれない。

対処法

東京の人が大阪に行ったときは、とにかくコミュニケーションを取り続けることを諦めないことが重要である。ツッコミできなかったときは、素直にその旨自体をネタにした方が良い。「オチないんかい」などの発言は強制的に第三者がオチをつけて完全に失敗することを回避してくれているので、その発言者に対して攻撃的な態度を取らない方が良い。すべっても何も言われなくなった場合は、敵対的ではなくなったのではなく、完全に信頼を失ってどうでも良くなった場合なので、そこを目指してはいけない。

大阪の人が東京に行ったときは、下手に東京弁に翻訳して喋らない方が良いと思う。聞く側には大阪弁で話されている限り、「大阪のコミュニケーションスタイルを採用しており、東京のスタイルとは異なる」というフィルタがかかる。これを利用しない手はない。東京人ならわかると思うが「ちゃうねん」は問題なく受け入れられても、「それは違いますよ」と言われると、かなり攻撃的に感じるので、そのままにしておいた方が良い。東京人がツッコミを入れないのは面白くはないかもしれないが、敵対心の現れではないので、追及の仕方は注意が必要。

スプロケットを交換した

スプロケット交換

標準の16Tからキタコの15Tにした。1速があまりにもローギア過ぎて使いづらい特性が改善され、全体的に巡航時の振動が小さくなって巡航が楽になった。今の所、同ギア・同速度帯でのトルクが減った事による影響は感じられないが、キャンプ道具を満載にして山に登るときには感じるかもしれない。ただ、それでも1速2速が上まで引っ張れるようになっているので、3速の低回転で対処していたところに2速の高回転領域を持ってくれば対処可能に思える。その場合、燃費は悪化するだろう。

これに伴ってチェーンの張り調整もやったが、とにかくリアアクスルのボルトが固くて苦労した。走行中に緩んだら一大事なので、締めるときもギチギチに締め上げたが、しばらくは不安があるので緩みがないか定期的に確認しよう……

MusicBee で音楽ファイルを移動したときの処置

ライブラリ内のファイルを移動すると、「ソースファイルが見つかりません」と言われる状態になる。この時にやるべきことをメモしておく。
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カブに手を入れたところまとめ

この状態になるまでに、手を加えたところと、個人的なインプレッションをまとめておく。

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カブでソロキャン行ってきた

カブが納車されたので、はじめてのバイクソロキャンをしてきた。

キャンプ自体はボーイスカウトをやっていたのでそれなりに経験があるものの、そういえば単独でキャンプしたことは訓練キャンプの1回を除けば殆どなかった。というわけで、とりあえず普通のキャンプ経験をもとに道具を準備した。

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ドメイン名を変更した

starlightensign.com から zaslon.info になった。