モダリティ

法性記述詞

法性記述詞とは,動詞を修飾することでモダリティ(内容に対する話者の態度や心境)を示す記述詞 のことである.以下に代表的なものを示す.

単語法性意味
sorin能力可能~できる
zerin状況可能~できる
tein願望,希望~したい
nasen勧告~すべきだ
sarasen提案,忠告~したほうがいい
oren許可~しても良い
mon禁止命令~するな,~してはならない
iuzen勧誘(一緒に)~しよう
iesen意志(自分は)~しよう,~するつもりだ
kerin依頼~して欲しい
rukin希求どうか~ように

意志は,近々実行する可能性が高い行動に対する宣言である.一方,願望はすぐに行動するかどうかは判断に入っておらず,漠然とそうしたいという気持ちを表す.また,勧誘は意志の対象を外部にまで広げたものである.

動詞で表すもの

日本語では「~だろう」「~そうだ」等で表すものを,緯語では動詞で表す場合がある.

単語法性意味
derue推量~だろうと推測する
surue伝聞~だという情報を得る

伝聞の動詞は,情報媒体を選ばずに使える.聴覚的に聞いた場合のみならず,テレビで見た場合,新聞で読んだ場合にも用いる.情報源を明示したい場合は奪格を用いる.

  • Ref miraksere.|私は戦う.
  • Ref miraksere sorin.|私は戦える.(戦う能力がある.)
  • Ref miraksere sorin ab sien zerin.|私は(能力的には)戦えるが,(状況的に)戦えない.
  • Ref sien miraksere ab Naraf miraksere, den?|私は戦わないけど貴方は戦うんでしょ?
  • Ref erdisatdu derue, ze s’af miraksere u.|新聞によると,彼は戦うだろう.
  • Ref mas’uhur surue, ze s’af miraksere u.|彼は戦うらしいとテレビで見た.