能動態と受動態
- 初版:2013年09月29日
- 更新:2015年01月31日
受動態
イジェール語には通常の能動態の他,受動態が存在する.
受動態にするには,他動詞の語尾-eを置き換える形でに接尾辞-seを付ける.この-seの語尾のeは新たに動詞語尾として振る舞い,アスペクトによる語尾変化を受ける.また,受動態に変化させた際に,元の行為者は使役格になる.
また,日本語の受け身と違って迷惑感を示すことはない.純粋に文の焦点を被使役者に当てるだけである.
- Ref s’au akseret.|私は彼を戦わせた.
- S’af reior akserset.|彼は私に戦わせられた.
- Ref renkeu koe.|私は林檎を食べる.
- Renkef reior koset.|林檎は私に食べられた.
イジェール語の動詞は原形では未来方向に指向性を持つため,最後の例文は現在形だと食べられる予定であるように感じられる.