イギリス旅行記1日目(ロンドン)
- 2014年03月18日
- イギリス, 日記
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そういえば,先日イギリスに旅行に行ってきたので写真日記っぽいものを書いてみようと思う.
羽田空港からヒースロー空港を使う旅行で,イギリスに5日間(そのうち観光に使えるのは3.5日程度)という旅程だった.ミリオタの友人と一緒に回って,
- 初日(半日)でロンドン
- 2日目にダックスフォードの帝国戦争博物館
- 3日目にコスフォードの空軍博物館(とバーミンガム)
- 4日目にボーヴィントン戦車博物館
を見るという感じで回った.
到着すると,まずこんな感じの表示があった.Border Forceとあるが,入国に関する事は国境警備隊的な組織が管轄しているらしい.私は前にもイギリスに行ったことがあったので経験があったのだが,イギリス訛りの英語は自分にとっては異様に聞き取りづらくて困る.入国管理のゲートのところの簡単な質問ですら,最初はかなり面食らった.
ヒースロー空港に乱立する謎の手押し車オブジェ.何でここに大量にあるのかは結局謎.誰か教えて……
写真が多いので続きは格納.
移動には地下鉄をメインに使った.1周間位使い放題で35£くらいのパスがあったのでそれを買う.SuicaやPASMOと同じ仕組で,ICカードを改札に押し付けるとゲートが開く.日本の改札と違うなと思ったのは,ゲートが閉まっている状態が平常状態で,かざすと開くという点だ.切符には紙の切符とIC切符の2種類があるところは日本と同じで,駅によっては駅員に見せる必要があるのも同じ.
おそらく,この違いは交通量の違いから来るんだろうと思う.通勤時や帰宅のラッシュは確かにかなり混むが,一つの駅で降りる人数はたかが知れているんだろう.それでも,混むときはぎゅうぎゅう詰めになるくらい混む.「通勤ラッシュなんて日本にしかない!」という話を聴くことがあるが,そんなことはないなと感じた.
ドアが両開きの車体.District線のもの.
片開きドアの車両.South Kensington駅で撮ったものだが,何線の車両だったのかは忘れた.
地下鉄車両はイギリス国旗の色をしている.全ての地下鉄車両は赤白青に塗り分けられていて,こんな感じの色をしている.架線が見当たらないがエンジン音はしないし,線路が3本あるので,おそらく第三軌条方式なんだろう.路線によって車両は微妙に種類が違うようで,トンネルの形状に合わせて上が抉れたかまぼこ型だったり,もう少し余裕があってゆったりしていたり,ドアが両開きだったり片開きだったりとかなりバリエーションがある.鉄道好きにはたまらない感じがするが,海外鉄道オタクってあまり見ないのは何でだろう……
ロンドン塔.もとは外敵から守るための要塞として作られたものの,ある時期からはむしろ幽閉のための場所として使われだした因縁の建物.この建物自体は観光名所なので調べれば色々と情報が出てくる.
こんな感じで日本語の看板もある位だから,日本人も沢山訪れるんだろう.
その向かい側の風景.左端の橋がタワーブリッジ,その右の輪切りになったような丸い建物がシティーホール,三角の塔が欧州で一番高い建物であるシャード,係留されているのは巡洋艦ベルファスト記念艦である.案外向かい側は近代的.
もっと近代的なところ.そこら中の景観を壊さないように,一箇所にまとめているのかも.日本でもできれば…… という話を聴くことがあるけど,地震が多い上に木造建築が主流だった日本では到底無理だろう.同じ方向を極めようとするよりは,アジアンカオスというかSF的なアトモスフィアというか,そういう感じを突き詰めたほうがいいと思う.
ただ,ここは見習ったほうがいいなと思ったのがこの建物.この建物はロンドン塔の隣にある建物で,外壁の色がロンドン塔と似たような色に合わせてある.これによって,実際はかなりガラスも使った現代的な建物なのに,ほとんど目立たない.
一方で,裏側は一面ガラス張りのモダン(ポストモダン?分類はよく分からない)な建物である.上掲した対岸の写真と見比べるとわかるが,対岸のガラス張りの建物ばかりの町並みから眺めると違和感がなくなる.全体的に,外壁の色を合わせることで違和感をなくすスタイルは多かった様に思う.これなら日本でも真似出来そうなもんだ.まあ,看板や広告音声に規制をかけないと情緒もへったくれも無い状態は解消できないとは思うけど……
1日目はこんな感じで終了.2日目からはいよいよ遠出する.