Starlight Ensign

攻撃ヘリ製作開始

めずらしく手書きのラフがない状態からデザインし始めた.ヘリを選んだのは,戦車を作ったので攻撃ヘリがあったほうが物語性のあるシーンを作りやすいだろうという理由.

32

Blender+FreeStyleとSmokeの組み合わせ

FreeStyleの描写とSmokeを組み合わせてみたら,不都合が出てきた.

27

画像左上のドラム缶的な燃料タンクのところを見ると,そこだけ輪郭線が無いのがわかる.これは,FreeStyleでそのままレンダリングすると,Domainの箱の枠線が描写されてしまうということと絡んだ問題になっている.

試しにSmokeと普通の物体を組み合わせた状態でレンダリングしてみるとこうなる.

FS
この状態だと,Domainの枠線が表示されてしまっている.しかも,透明なオブジェクトとして処理されているわけではないので,向こう側の線は標示されていない.他の物体と貫通させてみると顕著に分かる.

KP
しかもなんか色々と変.

これを防ぐ方法として,FreeStyleのLineSetで除外Groupを設定してそこにDomainを突っ込んでみた.するとこうなる.

ExG

ex
右下部分以外の線が消えてしまった.

おそらく,Domainは透明オブジェクトとして設定されているわけではないので,Domainと重なっている部分が描写されずに切れてしまってるためだと思われる.そこで,RenderLayerを二つに分けて,線以外を描写するレンダーレイヤーと線のみを描写するレンダーレイヤーに分け,それぞれのレンダーレイヤーに対応させるレイヤーを分けてみる.

RLl
こんな感じ.

そして,それに合わせてCompositeNodeを以下のように組んでみた.

CN

すると,下の様な画像が出力される.

1

これで期待通りの画像が出力される.レンダリングにかかる時間も,体感ではそこまで伸びた感じはしない.動画作成時にも実用できる方法だと思う.最初の画像にこれまでの方法を適用した画像を示しておこう.

27s

アンドロイドの調整,FreeStyleに挑戦

先日のアンドロイドように,ゴーグルを作ってみた.

ゴーグル新調
中々様になっている.

とはいえ,アンドロイドはHUDを見る必要が無いので,こんなの必要ないといえば必要ない.設定上の本来の用途は,表情が変わらないアンドロイドが何を考えてどう行動しているのかを外部表示するための,表示機器である.

TEST
こんな感じで.

また,Cyclesの扱いにある程度慣れてきたので,FreeStyleに手を出してみた.輪郭線が出るタイプのレンダラで最も美しく輪郭線が出ると思っているVidroと比較してみると,こんな感じになる.

T-2v

T-2f
上がVidroで,下がFreeStyle.どちらもモデルは同じである.

Vidroは何も考えずにきれいな輪郭線を出してくれるが,FreeStyleは色々と調整しないといけない.逆に言えば,調整の余地がかなりあるので習熟すれば使えるんだと思う.現在困っているのは,主に物体同士が貫通してる時に輪郭線を表示してくれないことだ.例えば,Vidroの画像では,側面のサイドスカート部分を見ると,ヒンジと車体の切れ目の部分には輪郭線が引かれている.一方で,FreeStyleのほうは輪郭線が無い.これを踏まえて画像全体を見直すと,こういう貫通パーツ全体に輪郭線が表示されていないのが分かる.

何とかしたいところだけど,FreeStyleの資料ってどこかにないかしら?自分でもいろいろ探ってみようとは思う.

  • サイト内検索

  • アーカイブ

  • タグリンク